閉経をはさんで前後10年と言われる更年期。これって更年期症状?いつまで続くの?症状はどんどん酷くなっていくの?仕事は続けられるの?と不安になっている皆さんに、検査結果含めた、私のリアル変化をお伝え致します。
理解してもらえない更年期症状
40代半ばあたりから現れてくる更年期の症状。もしかして更年期?と思いつつも…自分でも何が起こっているのか分からず本当に辛く不安ですよね。家族や職場の人に理解してもらいたい!と思ってもでも周囲の更年期に対する理解はまだまだ薄く、同じ女性ですら「気のせいじゃない?」なんて言葉を聞くと悲しくなります。また、私はまだ生理があるから更年期じゃない!なんて声も耳にしますが、その認識も間違っています。自分自身の身体で起こる変化。正しい知識をつけてもらいたいと思います。
一般的には更年期の期間は閉経をはさんで前後10年と言われています(閉経とは最後の月経から12か月後に閉経と定義)。すなわち閉経への移行期である前の5年と、閉経後の後の5年の合計約10年間くらいの期間を「更年期」と言います。
一般的には更年期の期間は閉経をはさんで前後10年と言われています(閉経とは最後の月経から12か月後に閉経と定義)。すなわち閉経への移行期である前の5年と、閉経後の後の5年の合計約10年間くらいの期間を「更年期」と言います。
(関連記事)わかってもらえない更年期のつらさ。独りで抱え込まないための対策
症状について
【更年期症状】とは
更年期に現れる多種多様な症状の中で器質的変化に起因しない症状のことを言います。
【更年期障害】とは
更年期症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害と定義されています。
更年期障害の主な原因は卵巣機能の低下であり、これに加齢に伴う身体的変化、精神・心理的要因、社会的文化的な環境因子などが複合的に影響することにより症状が発現すると考えられています。
更年期に現れる多種多様な症状の中で器質的変化に起因しない症状のことを言います。
【更年期障害】とは
更年期症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害と定義されています。
更年期障害の主な原因は卵巣機能の低下であり、これに加齢に伴う身体的変化、精神・心理的要因、社会的文化的な環境因子などが複合的に影響することにより症状が発現すると考えられています。
原因について
日常生活や仕事に支障をきたしてしますような症状は、卵巣機能の低下が主の原因ではあるものの、それ以外の要因として以下のように、更年期世代は多くの環境変化やストレスを抱えやすい状態にあります。そして、それらが複合的に影響することで、今までなら乗り越えられていたはずのストレスに耐えられなくなる。など日常生活に支障をきたしてしまうまでの症状が発現してしまうのです。コップの水があ溢れるようなイメージですね。
①環境要因
・親の介護や死別など
・子供の進学や独立
・仕事での重責や人間関係によるストレス 等
②精神・心理要因
・強い責任感から一人で抱え込んでしまったりしてしまう
・真面目に頑張りすぎてしまう
・今まで子育てにすべてを注いできたことからくる空虚感 等
①環境要因
・親の介護や死別など
・子供の進学や独立
・仕事での重責や人間関係によるストレス 等
②精神・心理要因
・強い責任感から一人で抱え込んでしまったりしてしまう
・真面目に頑張りすぎてしまう
・今まで子育てにすべてを注いできたことからくる空虚感 等
症状の変化について
更年期からくる症状は千差万別で、人により異なります。実際私も40代は不安、動悸、めまい、倦怠感などの症状が気になっていましたが、今は前にはなかったホットフラッシュが酷くなっていることに、薬を抜いたことで気づき、驚きました。
日本産婦人科学会の資料などで確認すると、加齢に伴う女性ホルモンの欠乏の変化として以下のような記載がありましたので参考にしてください。
40代前半~50代前半:月経異常…機能性出血、希発月経 等
40代半ば~50代半ば:自律神経失調症(血管運動神経症状)…のぼせ、ホットフラッシュ、めまい 等
40代後半~60代半ば:精神神経症状…倦怠感、不眠、不安、憂鬱、記憶力低下 等
50代前半~:泌尿生殖器の萎縮症状…萎縮性膣炎、尿失禁、性交障害 等
50代半ば~:心血管系疾患…動脈硬化、高血圧、脳卒中 等
:骨粗鬆症…大腿骨頸部骨折 等
日本産婦人科学会の資料などで確認すると、加齢に伴う女性ホルモンの欠乏の変化として以下のような記載がありましたので参考にしてください。
40代前半~50代前半:月経異常…機能性出血、希発月経 等
40代半ば~50代半ば:自律神経失調症(血管運動神経症状)…のぼせ、ホットフラッシュ、めまい 等
40代後半~60代半ば:精神神経症状…倦怠感、不眠、不安、憂鬱、記憶力低下 等
50代前半~:泌尿生殖器の萎縮症状…萎縮性膣炎、尿失禁、性交障害 等
50代半ば~:心血管系疾患…動脈硬化、高血圧、脳卒中 等
:骨粗鬆症…大腿骨頸部骨折 等
数値の変化について
ここでの数字は完全に私個人の数字ですので、あくまで参考としてください。
血液検査を行いホルモン数値と状態を客観的に見ることで、自分の身体の理解が深まり、結果として安心につながりました。そして薬をいつまで続ければ良いのか状態を知るために先日改めて血液検査をしましたので、その変化について共有させて頂きます。
46歳(初診時):
エスタジオール(卵胞から分泌されるホルモン)28.7
FSH(卵胞刺激ホルモン※脳下垂体から分泌されるホルモン)35.6
状態としては「生理不調エリア」生理がかなり不安定になりやすい時期。プレ更年期の時期で症状がある場合は治療(ホルモン補充療法)を開始した方がよい時期と記載されてました。
50歳(現時点)
エスタジオール(卵胞から分泌されるホルモン)11.8
FSH(脳下垂体から分泌されるホルモン)77.1
状態としては「閉経・更年期」のエリア。生理がこないことが多い。治療を早期に開始しましょう。との記載。
血液検査を行いホルモン数値と状態を客観的に見ることで、自分の身体の理解が深まり、結果として安心につながりました。そして薬をいつまで続ければ良いのか状態を知るために先日改めて血液検査をしましたので、その変化について共有させて頂きます。
46歳(初診時):
エスタジオール(卵胞から分泌されるホルモン)28.7
FSH(卵胞刺激ホルモン※脳下垂体から分泌されるホルモン)35.6
状態としては「生理不調エリア」生理がかなり不安定になりやすい時期。プレ更年期の時期で症状がある場合は治療(ホルモン補充療法)を開始した方がよい時期と記載されてました。
50歳(現時点)
エスタジオール(卵胞から分泌されるホルモン)11.8
FSH(脳下垂体から分泌されるホルモン)77.1
状態としては「閉経・更年期」のエリア。生理がこないことが多い。治療を早期に開始しましょう。との記載。
更年期症状改善に向けた対策
現在の私は、ホルモン数値は以前より減少していますが、40代の時のように「辛さ」を感じません。もちろんホルモン補充療法をしているということもありますが、一番の要因は自分の身体のメカニズムを知り、「しんどいの原因を知った」ことだと感じています。理由が分からない状態はとても不安で、この先どうなるのか分からず、非常に恐怖であったことを今でも鮮明に覚えています。
それに比較し、今は原因が分かっているし、症状においても今後の変化が想定出来ていることが、心理面においては全然違います。原因が分かれば対策もとれます。私は心理面の影響を「辛いと感じやすい」ので、運動やリラクゼーションなど意識して取り入れるようにしています。
薬の治療については賛否両論いろんなご意見があるようですが、症状が酷い場合はまず病院に行き客観的な状態を知ることが大切です。症状緩和に向けた第一歩は、自分自身も自らの身体のこと、自分の傾向について知ることだと思います。
HANAEMIは女性の身体のメカニズムをホームページ内に記載しておりますのでご参考ください。
それに比較し、今は原因が分かっているし、症状においても今後の変化が想定出来ていることが、心理面においては全然違います。原因が分かれば対策もとれます。私は心理面の影響を「辛いと感じやすい」ので、運動やリラクゼーションなど意識して取り入れるようにしています。
薬の治療については賛否両論いろんなご意見があるようですが、症状が酷い場合はまず病院に行き客観的な状態を知ることが大切です。症状緩和に向けた第一歩は、自分自身も自らの身体のこと、自分の傾向について知ることだと思います。
HANAEMIは女性の身体のメカニズムをホームページ内に記載しておりますのでご参考ください。