本当はなりたくなくなかった！？管理職女性の本音と苦悩

上司による説得自体は、有能な女性の仕事を認めてのことであり決して悪いことではありません。しかし女性においては有能なプレーヤーを管理職に昇格させるケースが多く、マネジメントにおけるきちんとした教育を受けずに、いきなり管理職になることで上手く行かず自信をなくしてしまったり、プレイングマネージャーとして業務を抱え込み疲弊してしまうケースが多くあるようです。

私は説得されてマネジメントの道に進んだわけではありませんが元来はプレーヤー向きです。苦手なことは理解していましたが自らの幅を広げたい想いが強く管理職の道に進みました。そしてプレイングマネージャーをしていた頃、多くを抱え込んでしまい、残業も過多となり苦戦した経験があります。私の場合は「自ら選択した」という気持ちと「理解しサポートし続けてくれる上司がいた」ので乗り越えることが出来ましたが、そうでなければ疲弊していたと思います。

このことからも「自らの覚悟」と「中長期の視点でのキャリア形成支援」と「管理職に向けた教育やフォローアップ体制」が重要であると強く感じます。

管理職という自らは予期していなかったコースに進んだわけですから、将来どうありたいか？なんて聞かれても急に考えられないですよね！？そこで以下のような考え方を１つの方法としてお伝えさせて頂きます。

①与えられたポジションの延長線で考えてみる。
　1年後、3年後自分がどうありたいか、ポジションとして何を成し遂げていたいか目標を考えてみる。
②自分がやらねばならないこと、出来ること、やりたいことを考えてみる。

考えた目標に対して②をそれぞれあてはめてみてください。最初は「やらねばならないこと」と「出来ること」だけでも構いません。まずは与えられたことであっても、自ら決めた目標に向かって一生懸命に取り組みましょう。大切なのは「目標を自ら決める」ことです。目標を定めると自らがやるべきこと・学ぶことも明確になりますので、それを着実にこなしていくことで自信がつきます。そしてこれを継続していくことでその先に「あなたらしい管理職像」や「やりたいこと」が見えてくる時期がやってきます。

自らのキャリアを考えるにあたり、専門家の力を借りることも選択肢の１つに入れて下さい。自らのミッションに対し、やらねばならないことは「業務」にあたりますので、すぐに出てくると思いますが、「出来ること」は自らの強みを棚卸する必要があります。自分のことって分かっているようで案外難しいもの。もし管理職を降りることも視野にあるなら、この棚卸をやってから決断されることをおすすめ致します。

HANAEMIはあなたの強みや価値観をクリアにし、中長期の視点でキャリア形成を考えるためのお手伝いをさせて頂きます。まずは自分の知らない自分を発見！してみませんか？あなたらしい輝き方を、ともに考えサポートさせて頂きます。