更年期症状にはホルモン減少以外の原因も関係し、症状緩和の方法も原因により異なってくる場合があります。まずは自分の症状や状態・原因を知ったうえで治療方法を選択することが大切です。
更年期症状が起こりやすい時期
更年期?私は関係ないわ。と思う人もあるかもしれません。でも更年期の症状はホルモン減少以外にもストレスなどの影響も大きく、今何もないだけで「私にも関係があるかもしれない」と自覚し知識をつけておいてもらいたいと思います。なぜなら誰しもが、いつなん時おこってもおかしくなく、事前の知識があるのとないのとでは、その時の打撃や対処の仕方が全然違うからです。
【更年期の時期】
一般的には更年期の期間は閉経をはさんで前後10年と言われています(閉経とは最後の月経から12か月後に閉経と定義)。すなわち閉経への移行期である前の5年と、閉経後の後の5年の合計約10年間くらいの期間を「更年期」と言います。
【更年期症状】
更年期に現れる多種多様な症状の中で器質的変化に起因しない症状のことを言います。
【更年期障害】
更年期症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害と定義されています。更年期障害の主な原因は卵巣機能の低下であり、これに加齢に伴う身体的変化、精神・心理的要因、社会的文化的な環境因子などが複合的に影響することにより症状が発現すると考えられています。
【更年期の時期】
一般的には更年期の期間は閉経をはさんで前後10年と言われています(閉経とは最後の月経から12か月後に閉経と定義)。すなわち閉経への移行期である前の5年と、閉経後の後の5年の合計約10年間くらいの期間を「更年期」と言います。
【更年期症状】
更年期に現れる多種多様な症状の中で器質的変化に起因しない症状のことを言います。
【更年期障害】
更年期症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害と定義されています。更年期障害の主な原因は卵巣機能の低下であり、これに加齢に伴う身体的変化、精神・心理的要因、社会的文化的な環境因子などが複合的に影響することにより症状が発現すると考えられています。
原因について
更年期世代は多くの環境変化やストレスを抱えやすい状態にあります。卵巣機能の低下に加えて、以下のような要因が複合的に影響することで、今までなら乗り越えられていたはずのストレスに耐えられなくなるなど、日常生活に支障をきたしてしまうまでの症状が発現してしまうのです。コップの水が溢れるようなイメージですね。
例)
①社会・環境要因
・親の介護や死別
・介護における女性が担わなければいけないという性別役割分担からくる負担感やストレス
・子供の進学や独立
・仕事での重責や人間関係によるストレス 等
②精神・心理要因
・強い責任感から一人で抱え込んでしまったりしてしまう
・真面目に頑張りすぎてしまう
・今まで子育てにすべてを注いできたことからくる空虚感 等
例)
①社会・環境要因
・親の介護や死別
・介護における女性が担わなければいけないという性別役割分担からくる負担感やストレス
・子供の進学や独立
・仕事での重責や人間関係によるストレス 等
②精神・心理要因
・強い責任感から一人で抱え込んでしまったりしてしまう
・真面目に頑張りすぎてしまう
・今まで子育てにすべてを注いできたことからくる空虚感 等
更年期症状のいろいろ
更年期からくる症状は千差万別で人により異なります。実際私も40代は不安、動悸、めまい、倦怠感などの症状が気になっていましたが、今は前にはなかったホットフラッシュが酷くなっていることに、薬を抜いたことで気づき、驚きました。日本産婦人科学会の資料などで確認すると、加齢に伴う女性ホルモンの欠乏の変化として以下のような記載がありましたので参考にしてください。
40代前半~50代前半:月経異常…機能性出血、希発月経 等
40代半ば~50代半ば:自律神経失調症(血管運動神経症状)…のぼせ、ホットフラッシュ、めまい 等
40代後半~60代半ば:精神神経症状…倦怠感、不眠、不安、憂鬱、記憶力低下 等
50代前半~:泌尿生殖器の萎縮症状…萎縮性膣炎、尿失禁、性交障害 等
50代半ば~:心血管系疾患…動脈硬化、高血圧、脳卒中 等
:骨粗鬆症…大腿骨頸部骨折 等
40代前半~50代前半:月経異常…機能性出血、希発月経 等
40代半ば~50代半ば:自律神経失調症(血管運動神経症状)…のぼせ、ホットフラッシュ、めまい 等
40代後半~60代半ば:精神神経症状…倦怠感、不眠、不安、憂鬱、記憶力低下 等
50代前半~:泌尿生殖器の萎縮症状…萎縮性膣炎、尿失禁、性交障害 等
50代半ば~:心血管系疾患…動脈硬化、高血圧、脳卒中 等
:骨粗鬆症…大腿骨頸部骨折 等
(関連記事)働く女性に多い更年期の症状と対策。20代からやっておくべきこと
治療について
治療は受診・検査後、状態に応じて医師と相談のうえ決めていくことになります。以下は主な方法です。
■薬物治療
①ホルモン療法
②漢方療法
③向精神薬
■カウンセリング療法
■食事療法
■運動療法
■薬物治療
①ホルモン療法
②漢方療法
③向精神薬
■カウンセリング療法
■食事療法
■運動療法
受診前に知っていてほしいこと
治療法は様々ですが、その症状の成因を考慮して選択していくことが大切だと思います。同じ更年期の症状といっても、ホットフラッシュのような血管運動神経症状と精神症状では主因が異なります。まずは以下のように自分自身の状態や環境を把握したうえで受診し、お医者さまに相談されることをおすすめ致します。実際に私自身もホルモン補充療法を行いましたが、それだけでは症状が改善されないという経験をしました(以下の関連時期をご参照下さい)。
①自分の症状(今までになかった変化)はどんなものがあるのかを精神面と身体面に分けてリストアップしてみる
②自分の置かれている環境について考えてみる(変化やストレスとなる要因など)
①自分の症状(今までになかった変化)はどんなものがあるのかを精神面と身体面に分けてリストアップしてみる
②自分の置かれている環境について考えてみる(変化やストレスとなる要因など)
更年期症状の緩和にカウンセリングを活用
日常生活に支障が出るような症状がある場合は、まず病院を受診されることをおすすめ致します。なぜなら更年期の影響と思っていたら実は別の病気の影響だった。ということもあるからです。そのうえでカウンセリングを平行して利用されたり、また病院に行くほどでもないけどイライラや気持ちの落ち込みなど精神面での症状が気になる場合などは、カウンセリングを活用頂くのも手段の1つだと思います。
実際に私もホルモン治療だけでは症状が改善しなかった際に、「ホルモンの減少による影響よりもストレスの影響の方が強い場合は、休養をとったり、状況によってはカウンセリングを受けるなども考えて下さい」と医師から言われました。その理由は更年期の症状が出る原因は先の項でもお伝えさせて頂いたようにホルモンの減少だけではなく、社会・環境や精神的ストレスや真面目な性格など様々な要因が関連しているからです。
実際に私もホルモン治療だけでは症状が改善しなかった際に、「ホルモンの減少による影響よりもストレスの影響の方が強い場合は、休養をとったり、状況によってはカウンセリングを受けるなども考えて下さい」と医師から言われました。その理由は更年期の症状が出る原因は先の項でもお伝えさせて頂いたようにホルモンの減少だけではなく、社会・環境や精神的ストレスや真面目な性格など様々な要因が関連しているからです。
HANAEMIオンラインカウンセリングの特徴
カウンセリングってなんだか怖いとか思われる方もあると思います。私も以前はカウンセリングは「メンタル不調者が相談しにいくところ」というネガティブなイメージが強く抵抗感がありました。でもカウンセリングはメンタル~キャリアまで様々なシーンで取り入れられています。
HANAEMIが取り組むカウンセリングは「気軽に相談できる場所」です。頑張りたいと思う人が前を向いて頑張り続けられるように、日々頑張っておられる自分へのご褒美・自分メンテナンスの感覚でご利用下さい。まずは今あなたが抱えておられる「しんどい」や「不安」を独りで抱え込まず、吐き出しませんか?一緒に更年期を乗り越えましょう。
HANAEMIが取り組むカウンセリングは「気軽に相談できる場所」です。頑張りたいと思う人が前を向いて頑張り続けられるように、日々頑張っておられる自分へのご褒美・自分メンテナンスの感覚でご利用下さい。まずは今あなたが抱えておられる「しんどい」や「不安」を独りで抱え込まず、吐き出しませんか?一緒に更年期を乗り越えましょう。