更年期の症状は人により様々です。日常生活に支障が出るような症状がある場合は、更年期だから…と自己判断で決めつけず、まずは病院に行きお医者様に相談されることをお勧め致します。けれど更年期は長い期間のお付き合い。病院だけに頼り切らず日常の中で自らケアしていくことも大切です。
病院受診をおすすめする理由
更年期の症状は様々。日常生活に支障をきたすような症状、いわゆる「更年期障害」が疑われるような場合は、自己判断をせずに、まず病院に行かれることをお勧めします。更年期だからしかたない…と思っている裏に、別の病気が潜んでいることもあり、またそういった病気が出てきやすい年齢でもある。ということです。
受診するまでの道のり
私の場合は何が原因で自分の身体に不調が起こっているのかが最初は分かりませんでした。仕事などストレスの影響が強かったこともあり、メンタル面の不調かもしれないと思い、会社の近くにあるメンタルクリニックなども調べてはみましたが、受診するには敷居が高く勇気が出ませんでした。ただ、同じ時期に父親との死別が重なり、不安・動悸だけでなく数日眠れないことがあったため、いつも行く会社近くのクリニックで検査をしたうえで抗不安薬を1週間分だけ処方してもらったりしていました。
受診する診療科について
最初は更年期より精神面からくるものを密かに心配していたのですが、船酔いのようなめまい・そんなに心配事がないに関わらず突然起こる不安症状と動悸など、気持ちの部分がある程度落ち着いていても症状が続くことに疑問を覚え、もしかして更年期の影響?と思うようになり、更年期外来のあるレディースクリニックを調べ、受診するに至りました。
更年期に関わる症状だと分かっている場合は、更年期外来があるレディースクリニックや総合病院を受診してみるのが近道かとは思いますが、まずは行きつけの病院や自分の症状が強い部分の診療科を受診してみても良いと思います。
更年期に関わる症状だと分かっている場合は、更年期外来があるレディースクリニックや総合病院を受診してみるのが近道かとは思いますが、まずは行きつけの病院や自分の症状が強い部分の診療科を受診してみても良いと思います。
検査の内容について
私の場合は、レディスクリニックで血液検査をして甲状腺の病気などを調べるとともに、耳鼻科に行ってめまいの原因を検査してきてほしいと言われました。更年期の症状が他の病気からきているものではないか調べたうえで、更年期の症状と診断されるのだそうです。
まずは他の病気が隠れていないかを検査したうえで、血液検査や簡単な問診で更年期の状態を調べました。その結果をもとに現在の状態を説明してもらい、治療方法の説明と、治療開始のタイミングやメリット・副作用の可能性について説明を受け、私は薬による治療を開始するに至りました。
※治療方法については、同ブログ「仕事に影響する更年期の症状と対策について」の中に記載しておりますので、ご参考ください。
まずは他の病気が隠れていないかを検査したうえで、血液検査や簡単な問診で更年期の状態を調べました。その結果をもとに現在の状態を説明してもらい、治療方法の説明と、治療開始のタイミングやメリット・副作用の可能性について説明を受け、私は薬による治療を開始するに至りました。
※治療方法については、同ブログ「仕事に影響する更年期の症状と対策について」の中に記載しておりますので、ご参考ください。
病院受診してみて気づいたこと
治療をしてきた経験から、ホットフラッシュ・めまい・動悸など薬により改善されたものもありますが、投薬治療をしたからといって、すべてが改善されるわけではない。と気づきました。
理由として、当時の私のように日常生活に支障をきたすまでの病態「更年期障害」の症状は、卵巣機能の低下を主たる原因とし、これに①加齢に伴う身体的変化②精神・心理的要因③日常の環境変化 等が複合的に影響することにより症状が発現すると考えられているため、投薬でホルモンを補充するだけでは、症状が改善しないことは一目瞭然です。
医師からも、ホルモン補充だけでなく自分自身の状態を観察し、身体を休めるなど対策を取っていかないと、あなたの場合は症状は改善しないと思います。ただホルモン補充療法は、今後骨粗鬆症の予防などにもつながりますので、今すぐに症状の改善が見られなくとも継続されることをお勧めはします。とアドバイスを頂きました。
理由として、当時の私のように日常生活に支障をきたすまでの病態「更年期障害」の症状は、卵巣機能の低下を主たる原因とし、これに①加齢に伴う身体的変化②精神・心理的要因③日常の環境変化 等が複合的に影響することにより症状が発現すると考えられているため、投薬でホルモンを補充するだけでは、症状が改善しないことは一目瞭然です。
医師からも、ホルモン補充だけでなく自分自身の状態を観察し、身体を休めるなど対策を取っていかないと、あなたの場合は症状は改善しないと思います。ただホルモン補充療法は、今後骨粗鬆症の予防などにもつながりますので、今すぐに症状の改善が見られなくとも継続されることをお勧めはします。とアドバイスを頂きました。
病院受診したうえで考えるトータルケア
先の項で述べたように、日常生活に支障をきたすような「更年期障害」までの症状が出た場合、原因は卵巣機能の低下だけではなく、日常の環境変化や心理的な要因などが複合的に影響していると考えられています。そういった場合、卵巣機能の低下に関しては、ホルモン補充療法などで補完出来ますが、それ以外の要因の影響が強い場合は、他の要因に対しても何らかアプローチをしなければ、症状の改善は難しいのではないかと私は感じています。
まずは自分の状態を知ろう
病院で他の病気がないか、血液検査でホルモンの状態を調べたうえで、それ以外の要因について少し冷静に考えてみると良いと思います。
例えば、以下のような事柄はないでしょうか?
更年期世代は家庭でも職場でも変化やストレスを抱えやすい年代です。
①家庭での環境変化やストレスについて
・親の介護や死別
・パートナーとの関係
・子供の進学、独立など
②職場での環境変化やストレスについて
・部署の異動
・新たなプロジェクトへの参加による重責
・管理職としての重責
・人間関係による問題
身体的な疲れもあれば心理的なストレス、解決できることもあれば出来ないものもあると思います。
例えば、以下のような事柄はないでしょうか?
更年期世代は家庭でも職場でも変化やストレスを抱えやすい年代です。
①家庭での環境変化やストレスについて
・親の介護や死別
・パートナーとの関係
・子供の進学、独立など
②職場での環境変化やストレスについて
・部署の異動
・新たなプロジェクトへの参加による重責
・管理職としての重責
・人間関係による問題
身体的な疲れもあれば心理的なストレス、解決できることもあれば出来ないものもあると思います。
多面的なアプローチ
卵巣機能の低下以外の、環境変化やストレス要因を洗い出してみた中で、仕事に関わるものなど解決できるものがあるならば、解決に向けた直接的アプローチをすることも必要だと思います。ただ、自分の力だけではどうしようもない事柄もたくさんあると思います。そんな時、自分だけで抱えこんでしまわずに誰かに相談したり、心身をリフレッシュしていくことも大切です。
セルフケアについて
例えば
・誰かに話して自分の中から「しんどい」を解放する
・心身をリフレッシュさせる(お風呂にゆっくりつかる、リラクゼーション、適度な運動、自然に触れる 等)
私も、マッサージを受けたり、時にはスパでトリートメントをしたりしていました。今は、しんどいをためないようにプールに行って泳いだり、その時の自分の状態にあわせてアロマをブレンドして香りを楽しんだり、ベランダで植物を育てたりしています。また定期的にトレーニングをして心身を鍛えることにも取り組んでいます。
更年期は閉経を挟んで前後10年ともいわれており、長い長いお付き合いになります。「更年期障害」のような状態の場合は、もちろん医師の診断・診察により治療をしていくことが大切ですが、それだけではなく、バランスの取れた食事・正しい睡眠・適度な運動をベースに取り入れるとともに、自分の「しんどい」の原因を知り、自分にあったアプローチを試しながら、心と体の両面においてセルフケアをしていかれることをおすすめします。
・誰かに話して自分の中から「しんどい」を解放する
・心身をリフレッシュさせる(お風呂にゆっくりつかる、リラクゼーション、適度な運動、自然に触れる 等)
私も、マッサージを受けたり、時にはスパでトリートメントをしたりしていました。今は、しんどいをためないようにプールに行って泳いだり、その時の自分の状態にあわせてアロマをブレンドして香りを楽しんだり、ベランダで植物を育てたりしています。また定期的にトレーニングをして心身を鍛えることにも取り組んでいます。
更年期は閉経を挟んで前後10年ともいわれており、長い長いお付き合いになります。「更年期障害」のような状態の場合は、もちろん医師の診断・診察により治療をしていくことが大切ですが、それだけではなく、バランスの取れた食事・正しい睡眠・適度な運動をベースに取り入れるとともに、自分の「しんどい」の原因を知り、自分にあったアプローチを試しながら、心と体の両面においてセルフケアをしていかれることをおすすめします。