生理にまつわる話題は仕事の上ではマイナスなイメージがありますが、生理の周期は捉え方しだいで仕事のパフォーマンスアップにも繋げられます。
生理の主な症状と仕事への影響について
生理は妊娠を可能にするための大切な身体の機能であることは分かっていながらも、その症状は働く女性にとって非常に悩ましい問題ですよね。症状を強く感じる人にとってはマイナスでこそあれ、助けてくれているって何?と感じられることかと思います。今回は生理に関係する症状をあまり感じられない方や、男性にも理解していただくために、その症状や周期とあわせて、「生理をプラスに活用する秘訣」をご紹介したいと思います。
生理痛
生理痛は働く女性にとって非常に悩ましい問題ですよね。激しい痛みで仕事どころじゃない!なんて経験のある方も多いのではないでしょうか?およそ8割の女性が何らかの痛みを経験していて、そのうちの約4割の女性が鎮痛剤を必要としているそうです。また鎮痛剤を使用しているうちの7割は薬を用いても日常生活に支障を来しているとのデータがあります。これらの場合、出社していても仕事量を通常の半分程度に減らさざるを得ない人もあるようです。(引用:産業医学振興財団 働く女性と健康)
生理痛は主として子宮の中にたまった血液を押しだそうとするための子宮の収縮によるものですが、痛みの自覚には精神的な因子も関与するらしく、仕事の量や時間が調整できない、周囲の協力を得られないなどの職場環境にある女性では、生理痛が強くなる傾向があるようです。自分が生理痛で苦しんでいることに対し家庭や職場での理解があると答えている人は57%で、43%の女性は理解が得られていないと実感しているとのこと(引用:産業医学振興財団 働く女性と健康)。
生理痛は主として子宮の中にたまった血液を押しだそうとするための子宮の収縮によるものですが、痛みの自覚には精神的な因子も関与するらしく、仕事の量や時間が調整できない、周囲の協力を得られないなどの職場環境にある女性では、生理痛が強くなる傾向があるようです。自分が生理痛で苦しんでいることに対し家庭や職場での理解があると答えている人は57%で、43%の女性は理解が得られていないと実感しているとのこと(引用:産業医学振興財団 働く女性と健康)。
月経前症候群(PMS)
約70~80%の女性が生理の前に何らかの心身の変調を自覚していて、わけもなくイライラしたり気持ちが落ち込んだり…そんな経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか?それは月経前症候群の影響かもしれません。月経開始の3~10日くらい前から始まる精神的・身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するのが特徴です。症状は、イライラ、のぼせ、下腹部膨満感、下腹痛、腰痛、頭重感、怒りっぽくなる、頭痛、乳房通、落ち着かない、憂鬱の順に多く他にむくみや体重増加などの症状を訴える方もあり、症状やその組み合わせは人により異なります。
生理痛に比較しまだまだ認知低いことと、不調の期間も長いため会社を休みにくいのが実情ではないでしょうか?また精神面への影響も多く、感情のコントロールができなくなってしまう自分に対して自己嫌悪に陥ってしまったりすることも「しんどい」の原因になるのではないでしょうか?このような症状は仕事にも影響し、パフォーマンスが落ちてしまう原因になっていることもあります。
生理痛に比較しまだまだ認知低いことと、不調の期間も長いため会社を休みにくいのが実情ではないでしょうか?また精神面への影響も多く、感情のコントロールができなくなってしまう自分に対して自己嫌悪に陥ってしまったりすることも「しんどい」の原因になるのではないでしょうか?このような症状は仕事にも影響し、パフォーマンスが落ちてしまう原因になっていることもあります。
生理(月経)周期について
月経は脳の視床下部からのホルモンが下垂体に働き、下垂体からのホルモンが卵巣に働き、卵胞が育ち、排卵します。脳下垂体と卵巣からのホルモンの分泌には一定のリズムがあり、これを月経周期と呼びます。月経周期は月経の初日から次の月経開始の前日までの期間で、凡そ28日前後で規則的に起こります(個人差があります)。
不調な時期とその症状
月経(生理)周期において、以下のような時期に精神的・身体的な症状が出現します(不調の有無・感じる時期や症状は人によって異なります)
①排卵時の症状
排卵日は生理開始日から約13~15日後になります。そして排卵日から約3日間を「排卵期」といいます。「排卵痛」は、排卵日の前日と排卵期を合わせた「約4日間」が症状のあらわれやすい時期となります。
②月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)
月経の前の3~10日の間に起こり、月経開始とともに減退ないしは消滅する症状
③生理痛・月経過多などの症状
月経中の症状
①排卵時の症状
排卵日は生理開始日から約13~15日後になります。そして排卵日から約3日間を「排卵期」といいます。「排卵痛」は、排卵日の前日と排卵期を合わせた「約4日間」が症状のあらわれやすい時期となります。
②月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)
月経の前の3~10日の間に起こり、月経開始とともに減退ないしは消滅する症状
③生理痛・月経過多などの症状
月経中の症状
不調な時期の過ごし方
生理休暇は法的に認められていますが、症状のある女性の多くは「かなり辛い日」以外は鎮痛剤を飲んだりして乗り切っているのが現実ではないでしょうか?だって生理に関わる不調はPMS(月経前症候群)の時期も含めると2週間以上に及ぶことだってあるわけですから、とても休んでなんていられないですよね。でも、生理痛による痛みや、倦怠感などで仕事の量や時間などを制限せざるを得ないこともありますし、そもそも無理をして働いているわけですから知らず知らずのうちにパフォーマンスが落ちてしまっていることは十分に考えられます。
少しでも不調を軽くするためには、気分転換やストレスを軽減するための歩行、水泳、ヨガなどの運動や趣味などに時間を取ることが大切です。不調の期間は長いので無理をしすぎてパフォーマンスを落とすよりも、休暇をとって体調を整えることも大切だと思います。また鎮痛剤でも痛みが治まらず仕事に支障が出るような場合は、一度専門医を受診してみることをおすすめ致します。
少しでも不調を軽くするためには、気分転換やストレスを軽減するための歩行、水泳、ヨガなどの運動や趣味などに時間を取ることが大切です。不調の期間は長いので無理をしすぎてパフォーマンスを落とすよりも、休暇をとって体調を整えることも大切だと思います。また鎮痛剤でも痛みが治まらず仕事に支障が出るような場合は、一度専門医を受診してみることをおすすめ致します。
専門家の力を借りる
月経周期に関わる不調は精神面と身体面のそれぞれに起こります。身体面において鎮痛剤が効かないような痛みや、出血過多など日常生活に支障を感じたり、いつもと異なる不調がある場合は、早めに医師の診察を受けられることをおすすめ致します。
そんな中で、病院に行く内容ではないけど困るというのは精神面のつらさだったりしないでしょうか?そもそもそれが月経周期に関わる症状かどうかも見分けがつきにくかったり、分かっていても自己コントロールが効かず自己嫌悪に陥ってしまったり。そんな時はカウンセリングを活用頂くのも手段の1つです。
HANAEMIでは女性特有の心身の不調を専門にしております。月経前症候群はストレスとの関係が強いので、あなたのイライラやしんどい症状がどこからきているのか、心の声を聴き状態を正確に把握したうえで、症状軽減に向けた対策についてのアドバイスもさせて頂きます。
そんな中で、病院に行く内容ではないけど困るというのは精神面のつらさだったりしないでしょうか?そもそもそれが月経周期に関わる症状かどうかも見分けがつきにくかったり、分かっていても自己コントロールが効かず自己嫌悪に陥ってしまったり。そんな時はカウンセリングを活用頂くのも手段の1つです。
HANAEMIでは女性特有の心身の不調を専門にしております。月経前症候群はストレスとの関係が強いので、あなたのイライラやしんどい症状がどこからきているのか、心の声を聴き状態を正確に把握したうえで、症状軽減に向けた対策についてのアドバイスもさせて頂きます。
生理(月経)周期を味方につけた過ごし方
何らかの疾病やストレスの影響などの要因で周期が不規則になる場合を除き、概ね月経周期は一定のサイクルでやってきます。不調になる時期や症状は人により異なりますが、自分自身のサイクルや症状はだいたい決まっていると思います。まずは以下について自分自身のサイクルを知ることが大切です。
①月経(生理)周期そのものを知る
②どういった時期にどんな症状(精神的・身体的)が現れるのかを知る
③変化がある時はどんな原因がきっかけの時が多いのか自分の特徴を知る(職場のストレス、疲労、不規則な生活 等)
④調子の良いタイミングはいつか
そしてこのサイクルを意識した生活を心がけてみる。仕事は自分だけでコントロールをすることは出来ないかもしれないけれど、出来るだけ1ヶ月単位のサイクルでスケジュールを考えてみる。今やらねばいけないことなのかを考えてみる。当然ながら調子の良い時はパフォーマンスがあがるわけですから、その時その時で仕事のやり方・かける時間・内容を考えていけば自ずと効率は上がってきますよね!「その週は不調だから、この仕事はその前にやっておいた方が良い!」みたいな感じで。そして何より自分自身の気持ちと身体が楽になるので「月経周期を味方につけた過ごし方」をぜひ意識してチャレンジしてもらいたいと思います。
①月経(生理)周期そのものを知る
②どういった時期にどんな症状(精神的・身体的)が現れるのかを知る
③変化がある時はどんな原因がきっかけの時が多いのか自分の特徴を知る(職場のストレス、疲労、不規則な生活 等)
④調子の良いタイミングはいつか
そしてこのサイクルを意識した生活を心がけてみる。仕事は自分だけでコントロールをすることは出来ないかもしれないけれど、出来るだけ1ヶ月単位のサイクルでスケジュールを考えてみる。今やらねばいけないことなのかを考えてみる。当然ながら調子の良い時はパフォーマンスがあがるわけですから、その時その時で仕事のやり方・かける時間・内容を考えていけば自ずと効率は上がってきますよね!「その週は不調だから、この仕事はその前にやっておいた方が良い!」みたいな感じで。そして何より自分自身の気持ちと身体が楽になるので「月経周期を味方につけた過ごし方」をぜひ意識してチャレンジしてもらいたいと思います。
(関連記事)働く女性必見!女性特有のストレス症状やセルフケアについてご紹介します
更年期になって初めて気づいた月経周期のありがたさ
私自身も20代~30代の前半は生理痛が激しく、30代くらいからPMS(月経前症候群)に苦しみました。その時は1ヶ月のうちこんなにしんどい期間が長いなんて…とネガティブに捉えたりもしていました。でも更年期を迎え月経があったりなかったり…となり月経周期によるバロメーターが正常に機能しなくなり、自分が何で調子が悪いのか、どこでパフォーマンスがあげられるのかがさっぱり分からなくなってしまい困るという現象に陥ってしまったのです。
よく考えるとそもそも1ヶ月間ものあいだ気力と体力MAXの状態で走り続けるなんて到底無理な話し。今思うと月経の周期が上手く私の心身をコントロールしてくれていたんだな…そして私はその周期に長年頼って生きてきたと気づきました。そしてこれからは自分自身の意思でコントロールしないといけないと新たな第一歩を踏み出した感覚です。
よく考えるとそもそも1ヶ月間ものあいだ気力と体力MAXの状態で走り続けるなんて到底無理な話し。今思うと月経の周期が上手く私の心身をコントロールしてくれていたんだな…そして私はその周期に長年頼って生きてきたと気づきました。そしてこれからは自分自身の意思でコントロールしないといけないと新たな第一歩を踏み出した感覚です。
(関連記事)職場で理解されにくい!?働く女性を悩ます月経前症候群(PMS)